
藤田にコンサルを依頼しようと思った理由を教えてください。
30歳のときに、営業として働いていた不動産会社のオーナーが営業実績を認めてくれて、「社長になってみないか」といわれ雇われ社長になりました。営業は好きでしたが、経営の経験がなかったので、よく区役所主催の経営者セミナーに参加していました。そのうち経営が面白くなり、自分で会社を設立して経営をしてみたくなりましたが、独立しようとしたところオーナーとの関係がこじれて、なかなか独立しづらくなりました。
その中で、藤田さんのセミナーを聞いて、経験が豊富でいろんなことを知っているという安心感がありました。相談しようという気持ちにさせてくれたのは、「ただで相談にのりますよ」という言葉でした(笑)
コンサルを依頼するのに、何か迷いとか不安はなかったですか?
中小企業診断士という資格の人が本当に自分の問題を解決してくれるのか、という疑問はありました。それと、わたしの事情が複雑だったので、「こんなこと相談していいのか」という躊躇がありました。
実際にコンサルを依頼することになった決め手を教えてください。
具体的な事例をたくさん話してくれたので、経験の少ない自分の問題も対応してくれるのでは?という期待感と本音で話してくれる安心感です。
「今日も家を出る前に女房とケンカして出てきました」と自分の生い立ち、家族環境などざっくばらんに自分の経験を話してくれるので、この人ならオープンに話しをしてもいい、という気持ちになりました。
実際にコンサルが始まってみて、どうでしたか?
独立前のわたしの社長としての悩みは、社長の本来の役割を全く期待されていない、ということでした。営業でお客さんを取ってきましたが、経営についてタッチをさせてくれず、お金の流れを含めて、どのようになっているのか全くわからない状況でした。まかされていないということから段々に仕事がつまらなく感じ、これなら自分で独立したいと思うようになりました。藤田さんには、会社はどうやったら設立できるのか?今のお客さんを持って独立できるのか?ということを正直に相談しました。
ところが、藤田さんからは、真っ先に「順番が違うよ。大事なことから考えよう」といわれたのです。独立のために必要な条件、そして、今の社長との関係がどうなるか、ということを含めた決意について、質問されながらアドバイスをいただきました。
特に、創業した後に何に困るかを先々まで予想して、解決方法を考えていただいたことは、驚きでした。
その中で、社長が日常的になにをやっているのかが見えてきて、ますます独立する気持ちが強くなりました。
決定的だったのは、藤田さんがサラリーマン時代、窓際に追いやられてなにも期待されなくなった経験から独立され、今どのようにお仕事をされているか、というお話でした。藤田さんもそのような経験をされたのか、という共感と藤田さんのように独立したら、自分の思い通りの仕事が出来る!という期待感が湧き上がりました。
コンサルを依頼して、何が一番良かったですか?
実際、そのときの会社のオーナーから、「代表取締役が会社を辞めたら、同じ地域で同じ商売を出来ないから、一筆書け」と言われた時は、藤田さんが心配していたことは、これなんだと思いました。その時、藤田さんは、真っ先に弁護士に相談していただき「オーナーの言うことを聞く必要ないよ」とおっしゃっていただいて、とても安心しました。その結果、心おきなく、無事に独立することができたのです。
そして、藤田さんから「あなたは真面目で営業が得意だから、独立しても大丈夫!」といっていただいたときは、涙が出るくらいうれしかったです。
今年、予定通り独立し、始めてガランとした事務所を見たとき、「やっと社長になった」という実感が込み上げてきました。これも、単に励ますだけでなく、何をする必要があり何をする必要がないのかを具体的に教えてくれた藤田さんのおかげです。
